ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬、学名:Conyza canadensis)は、キク科イズハハコ属の2年草。道端や荒れ地などに生える雑草。
明治維新のころから鉄道線路に沿って広がったため、ゴイッシングサ(御一新草)、メイジソウ(明治草)、テツドウグサ(鉄道草)などとも呼ばれた。
北アメリカ原産で、世界中に広がっている。日本では明治時代に確認された帰化植物。
ケナシヒメムカシヨモギ Conyza parva Cronquist
本来、食用ではなく、のどを通るような代物ではないが、広島の原爆投下後の焼け野原で人々が空腹をしのぐため、団子にして食べたとされる。
平野隆久写真『野に咲く花』林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年、48頁。ISBN 4-635-07001-8。
『写真で見る外来雑草』畜産技術協会、1995年、25頁。ISBN 4-88137-056-1。
岩瀬徹『形とくらしの雑草図鑑 : 見分ける、身近な280種』全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、2007年、127頁。ISBN 9