メッテニウサ科(メッテニウサか、Metteniusaceae)は、被子植物のメッテニウサ目に属する唯一の科である。 主に熱帯地域に自生する11属約60種から構成される。従来、本科はメッテニウサ属のみが属していたが、分子系統学の研究の成果から当時のクロタキカズラ科の内の10属が本科に属すことが分かり、整理された。
主に熱帯地方に自生して、樹木や低木といった木本植物として分布している。樹高はDendrobangia boliviana で最大40m、Poraqueiba sericea で最大30mになる。葉は互生で葉柄は堅い。数種の葉は乾燥すると黒くなる。花序は楕円形または斜めに様々で、束生、腋生集散花序、穂状花序、円錐花序などがある。花は両性で時に単性。雄しべは5本または4本で、しばしば短くて平らな花糸がある。雌しべは5心皮合生(Calatola属は4心皮)で、子房は1または2-3つの子房室から成り、糸状または太い花柱がある。果実は核果、1種子をつける。
メッテニウサ科には11属64種があるとされる。分布はラテンアメリカ、サハラ以南のアフリカ、マダガスカル、アジアの熱帯地域、オーストラリア、ニューカレドニアと広い。特に熱帯アメリカ(メキシコ、中南米、カリブ海)で最も多様性が高く、7属37種が見られる。アジアの熱帯地域には3属(Platea ...