リュウキュウバショウ(琉球芭蕉、学名: Musa balbisiana)は、南アジア東部、東南アジア北部、および中国南部原産のバナナの野生種である。マレーヤマバショウ(Musa acuminata)と共に、現代の栽培品種のバナナの祖先種である。イタリアの植物学者ルイジ・アロイシャス・コッラによって1920年に初めて科学的に記載された。青々とした葉が塊になって育ち、ほとんどの栽培されているバナナよりも直立性である。花は赤色からえび茶色の花房中の育つ。果実は青色と緑色の間である。果実に含まれる種子のため食用に適さないと考えられている。野生のバナナは調理されたり食されたりしたと想定される。さもなければ農業専門家は栽培品種のバナナを開発してこなかっただろう。種子を抜き取ったMusa balbisianaの果実はフィリピンでは「butuhan(タネあり)」、タイでは「kluai tani (กล้วยตานี)」と呼ばれる。タイでは葉を包装や工芸のために使う。自然の単為結果性クローンは倍数性によって生じ、食用バナナを生み出す。この例が野生のサバ・バナナである。
リュウキュウバショウ(広義)Musa ...