コデマリ(小手毬、学名:Spiraea cantoniensis)とは、バラ科シモツケ属の落葉低木。別名、スズカケ。中国(中南部)原産で、日本では帰化植物。
落葉低木で、高さは1.5mになる。枝は細く、先は枝垂れる。葉は互生し、葉先は鋭頭で、形はひし状狭卵形になる。春に白の小花を集団で咲かせる。この集団は小さな手毬のように見え、これが名前の由来となっている。日本では、よく庭木として植えられている。
Spiraea cantoniensis Lour. f. plena (Koidz.) Okuyama
オオデマリ・ヤブデマリという名前が似ている植物があるが、これらはスイカズラ科で本種と類縁ではない。
佐竹義輔他編『日本の野生植物 木本Ⅰ』(1989)平凡社
米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)