カワミドリ属(カワミドリぞく、学名:Agastache )は、シソ科の属の1つ。
アニスヒソップ、ジャイアントヒソップ、アガスターシェなどの名で流通し、観賞用に栽培される。(なお、名に「〜ヒソップ」とあるが、ヒソップはシソ科ヤナギハッカ属(Hyssopus_(plant))に属する植物であり本属(カワミドリ属)とは異なる植物である事に注意。)
茎が直立する多年草。葉は対生し、縁に鋸歯がある。多くは茎先に花穂をつけ、多数の花をつける。萼は筒状で15脈があって5裂し、裂片は上側が長い。花冠は青色から紅紫色で、唇形になり、上唇は直立して2裂し凹頭となり、下唇は3裂し中央裂片が幅広い。雄蕊は4個あり、花外に長く突き出る。果実は4分果となり、卵形で滑らか。
東アジアに1種あり、この他は北アメリカ大陸に分布する。
カワミドリ Agastache rugosa (Fisch. et C.A.Mey.) Kuntze - 多年草で茎は直立する。茎は四角になり、高さ40-100cm。花は紅紫色。北海道・本州・四国・九州、朝鮮半島、中国大陸、シベリア東部に分布する。「霍香(カッコウ)」の名で漢方に用いられる。 ...