ササノユキ(笹の雪、 Agave victoriae-reginae Moore) はリュウゼツラン属の植物の1つ。棒状の葉に白い筋が入る。観賞用に栽培される。
厚い葉を密生して球状の株を作る多年草。葉は舌状で厚く、表面はややくぼみ、裏面に強く突出し、稜がある。葉の縁には棘がなく、先端に1本、黒褐色の鋭い棘を持つ。葉の縁沿いにはっきりした白い筋斑があり、裏面は稜線が白く、またその両側側面に葉の付け根側に開いた八の字のような白線が入る。葉の長さは変異が多く、株全体の径は原産地では50-70cmに達するものがある。栽培下ではそこまで大きくならず、30-40cm程度である。
メキシコのコアウィラ州とヌエボ・レオン州が原産地であり、産地の岩壁などに生育する。
雪山は本種の白覆輪品で f. variegata とされる。他にも斑入り品が幾つか知られる。
似たものとしてはササフブキ(笹吹雪)A. ferdinandi-regis は本種より葉数が少なく、葉は深緑でさらに肉厚で、葉全体が緩くカーブする。また葉先の棘は一つではなく小さい棘が2-3個であることが多い。ちなみにこれは本種の幼い時の形態に似てお ...