オッタチカタバミ(おっ立ち片喰、学名: Oxalis dillenii)は、カタバミ科カタバミ属の多年草。
カタバミの茎が地表を這うのに対し、地下茎は水平に伸びるものの、そこから地上茎が縦に立つため、この和名がある。
葉や花はカタバミに似ており、鮮やかな黄色の五弁花をつける。
全体に白い毛が多く、果実の柄が斜めに下がる。カタバミには小さい托葉があるのに対し、オッタチカタバミの托葉ははっきりしない。
時にタチカタバミ(Oxalis corniculata f. erecta)と混同されるが、タチカタバミはカタバミの1品種である。タチカタバミも茎が縦に伸びる。
北アメリカ原産。日本では1965年に京都府で見つかり、現在では各地に分布する。
'Oxalis dillenii Jacq' (英語). Integrated Taxonomic Information System. 2010年7月14日閲覧。 (英語)