サワーソップ(soursop)(学名:Annona muricata)とは、メキシコ、中米、カリブ諸島、北米、南米を原産とする常緑広葉樹の顕花植物である。サブサハラの熱帯地方にも自生する。最近では、東南アジアの一部でも栽培されている。サワーソップは、チェリモヤと同じバンレイシ属、ポーポーと同じバンレイシ科に属している。
サワーソップは、多湿、暖冬地域に適応しており、気温5度以下で葉や小枝にダメージを受け、3度以下では枯死に至ることがある。そうなると果実は乾燥してしまい、濃縮液を作るのには適さなくなる。
サワーソップは、Guanábana(スペイン語)、Graviola(ポルトガル語)、Guyabano又はBrazilian pawpaw(タガログ語)、Sirsak(インドネシア語)、corossolier、guanavana、durian benggala、nangka blanda、nangka londaなどと呼ばれることがある。日本語ではトゲバンレイシやシャシャップとも呼ばれる(インターネット上の通信販売やブログなどでは、現地での呼び方からのグアナバナ、グラビオラ、グラヴィオーラ、グヤバノ、シルサック、などの呼称がよく見られる。)。 ...