ペニーロイヤルミント(学名:Mentha pulegium、英名:Pennyroyal)はシソ科ハッカ属の多年草。和名はメグサハッカ(目草薄荷)。名前は硬貨のペニーに由来。
ヨーロッパ、西アジア原産。ミント特有の香りがあり、ハーブとして利用される。
耐寒性が強く、這地性で、地下茎で増えるため、株分けが容易である。
バンクスの本草書によると、腹部の疾患、おでき、痙攣などに対して効能があるとされる。
アリ、ノミ、カメムシなどへの防虫効果がある。
精油の主成分プレゴン(Pulegone)により、乳幼児の服用や大量服用時の中毒死事例がある。中毒症状はアセチルシステインの服用で改善される。
大槻真一郎・尾崎由紀子「ハーブ学名語源事典」(東京堂出版)
マーガレット・B・フリーマン著、遠山茂樹訳「西洋中世ハーブ事典」(八坂書房)
イン・ユーテロ:1993年のニルヴァーナのアルバム。第9曲は'ペニーロイヤル・ティー'(Pennyroyal Tea)という曲である。