カロライナジャスミン(学名: Gelsemium sempervirens)は、ゲルセミウム科またはマチン科ゲルセミウム属の常緑つる性低木。種小名は「常緑」を意味する。別名:ゲルセミウム、イエロージャスミン、イブニングトランペット、トランペットフラワー、カロリナソケイ、ニセジャスミン、センペルヴィレンス。
「ジャスミン」という名前がついているが、モクセイ科ソケイ属(Jasminum)のジャスミンとは全く違う種である。
花期は春で、小型でラッパ状の黄色い花を多数咲かせる。一重咲き品種と八重咲きの品種があり、芳香花ではあるが、八重咲き品種の芳香は一重咲きに比べやや弱い。
北米南部からグアテマラ原産で、日本でも観賞用に栽培される。
近年では、道路の街路樹の他、公園や遊歩道などにもよく植樹されている。サウスカロライナ州の州花になっている。
かつては、アメリカでは、医薬品として用いられていた。抗ガン作用、血圧を下げる、片頭痛治療、神経痛、喘息、リウマチ、消化不良に薬効があると言われる。現在は殆ど用いられていない。
全草にゲルセミシン、ゲルセミン、センペルビリンなどの有毒成分を含む有毒植物である(特に、根 ...