アメリカホド(学名:Apios americana)は、マメ科ホドイモ属の植物。原産は北アメリカ大陸東部で、日本には明治時代中期に導入された。英名はポテトビーン、インディアンポテト、グラウンドナッツ。日本では属名であるアピオスや、単にホド(ホドイモ)とも呼ばれる。日本には在来種であるホドイモ (Apios fortunei) が存在するが、多くは野生で栽培はごく一部にとどまり、東北地方を中心に作物として主に栽培されているのはアメリカホドである。
多年草であり、つる性で、高さは2m-4mに達する。葉は、羽状複葉で、5-7枚の薄い小葉をもつ。花序には、10-40個の蝶形花を密集してつける。花の外面は緑白色、内面は紫褐色になる。翼弁と舟弁は曲がりくねっていて色が濃い。花期は夏である。果実は細長く、長さ5-10cmになる。果実は1列に並び、熟すとさやが裂けてらせん状によじれる。地下には、数節にくびれた塊茎がある。
地下の塊茎を食用とする。くびれた塊茎は、20個ほどになることもある。大きさは直径2cmから8cmほどである。イモをそのまま加熱して、煮たり焼き芋やてんぷらなどで食する。マメ科のイモなのでポテトビーンとの異名があり、またネイティブ・アメリカンにとっての貴重な食料であったためインディアンポテトの名がある。日本での主産地は青森県であり、七戸町、佐井村、むつ市などで生産量が多い。 ...