マルバオモダカ属(マルバオモダカぞく、Caldesia)は、オモダカ科の属。現生種が3種(分類によっては4種)と、化石種が知られている。すべて抽水植物で、丸い浮葉をつける。日本にはマルバオモダカの1種が生息している。
属名の Caldesia は、イタリアの植物学者、ロドヴィコ・カルデシ(Lodovico Caldesi)にちなんだものである。和名のマルバオモダカ属は、丸い葉を持つオモダカの意である。
マルバオモダカ Caldesia parnassifolia
日本や中国、ヨーロッパ、オーストラリア、マダガスカルなどに生息する。
中国を中心に生息。現在は個体数が減少している。
オーストラリアなどに生息。前2種とは違い堅果を作る。マルバオモダカ属に含められているが、分子遺伝学的研究の結果では、同じオモダカ科の Albidella 属により近縁とされた。
また、これらとは別にウキマルバオモダカ(Caldesia reniformis)という種を認める考えもあるが、マルバオモダカの一形態でありシノニムだと考えられている。