シシウド属(シシウドぞく、Angelica、猪独活属)は、セリ科の属のひとつ。アンゼリカともいう。
北半球の広い範囲に分布している越年草または多年草。葉は羽状複葉か3出羽状複葉で、花は複散形花序になり、花弁は基本的に白色で、ときに紫色、緑色がある。果実は扁平になり、分果の側隆条が翼状に広がる。
ヨーロッパを中心に、古くから薬用・食用のハーブとして用いられている。日本に自生するシシウドやアシタバをはじめ、世界に80種ほどが知られている。
ムニンハマウド Angelica boninensis
ヒメノダケ A. cartilaginomarginata var. cartilaginomarginata
コウライヒメノダケ A. cartilaginomarginata var. matsumurae
本州、四国、九州の山野に自生。草丈1-1.5メートルほどの多年草。茎は暗紫色、花期は9-11月。
ミヤマノダケ A. cryptotaeniifolia