リュウキュウガキ(学名:Diospyros maritima)は、カキノキ科カキノキ属の植物。フィリピンではMalatinta, Kanomoi 、マレーシアサバ州ではKayu malam、台湾では黄心柿と呼ばれている。東南アジア、太平洋諸国、台湾、琉球に分布している。
常緑の中高木植物である。葉は互生で、全緑革質、形は、長楕から倒卵状楕円形である。花は、淡黄色で、がくには、密集した毛がある。花冠は、筒状である。果実は、扁球形であり、熟すと黄褐色になる。果実には、ナフトキノン誘導体が含まれ、特にプルンバギンが強い魚毒作用をもつ。辺材は淡黄色で、心材は黒色である。
「カキノキ科」『熱帯植物要覧』熱帯植物研究会、北野 至克(発行者)、(株)養賢堂、東京都文京区、1991年9月30日、3版。ISBN 4-924395-03-X。
九州森林管理局. “リュウキュウガキ (pdf)”. 林野庁. 2014年8月8日閲覧。