セージ(英:Common Sage、学名 Salvia officinalis)は、シソ科アキギリ属の多年草または常緑低木。和名はヤクヨウサルビア。地中海原産。
広義には、セージもサルビアもアキギリ属全般を指す。また、アキギリ属を、サルビア属とも呼ぶ。
単にセージという場合は、本種(英:Common Sage、学名 Salvia officinalis)のことをさすが、本来、英名のセージ(Sage)は、サルビア属全体のことをさすため、大変多くの種類がある。それらと区別するため、コモン・セージ、あるいは別名ガーデン・セージとも呼ぶ。
属名でも分かるとおりサルビア(Salvia splendens)に近縁であり、英語名のセージ(sage)の一般名自体、ラテン語のサルビア(salvia)が、フランス語 sauge を経て転訛したものである。
日本では、往年「サルビア」とよばれていたが、園芸種サルビアと混同するので、英名のセージを和名として用いて、薬用するので「ヤクヨウサルビア」の別名ができた。
常緑の多年草。高さ50 - 70cmほど。茎の断面は四角く、茎は成長するに従って根本から木質化する。長楕円形で柄のある葉は茎に対生し、表面に細かい縮れがある。株全体に独特の香りがある。茎葉は全体に白い毛が生え、全 ...