ベニバナセンブリまたはセンタウリウムソウ、センタウリー(学名: Centaurium erythraea)とはリンドウ科ケンタウリウム属の草本である。元々ユーラシアと北アフリカにおいて広く自生していたが、他の地域にも帰化している(参照: #分布)。特徴の一つは茎基部のロゼット状に広がる葉である(参照: #特徴)。ヨーロッパでは全草を苦味健胃薬として利用する(参照: #薬用)。
リンネは1753年の『植物の種』(ラテン語: Species Plantarum)においてベニバナセンブリを Gentiana centaurium として記載している。現行の学名 Centaurium erythraea はカール・ゴットロープ・ラフンにより1800年に記載されたものである。
ケンタウリウム属(Centaurium)は The Plant List (2013) では31種、Hassler (2019) では30種が認められており、ベニバナセンブリ以外にはハナハマセンブリ(C. tenuiflorum)やケンタウリウム・プルケルム(C. pulchellum)およびその変種コゴメセンブリ(C. p. ...