サトウマツ (砂糖松;Pinus lambertiana) はマツの一種である。マツ属としては世界で最も巨大で、松毬の長さも最長である。アメリカ西海岸、オレゴン州からバハカリフォルニアの山岳地帯に分布する。
マツ属のStrobus 亜属に属し、このグループの他種と同じように、落葉性の葉鞘を持つ5本が束になった針状の葉をつける。葉の長さは6–11 cm。松毬は針葉樹では最長で25–50 cmに達し、最大で66 cmのものが確認されている(松毬の重さでは Pinus coulteri が優る)。種子は長さ10–12 mmで、風によって分散するために長さ2–3 cmの翼が付いている。種子は松の実として食べられる。
マツ属の最大種であり、通常は樹高40–60 m、幹の直径1.5-2.5 mになるが、最高で82 m、幹の直径3.5 m の記録がある。これはヨセミテ国立公園の'Yosemite Giant'と呼ばれる個体だったが、2007年にキクイムシによる被害で枯死した。
現在生きている個体では、オレゴン州南部のUmpqua National Forestの個体が77.7 m、Siskiyou National ...